きらきらチャレン人
今回、ご紹介する『チャレン人』は、東京での サラリーマン生活に終止符を打ち、今年4月から那須塩原市で新たに農業を始めた、前垣 伸行さんです。
新規一転、茄子農家に転身しました!
新規就農への道
伸行さんは、兵庫県で高校卒業までを過ごし、その後、東京へ。
前職は、一日中PCの前に座っている、IT系サラリーマンだったと言います。
ところが一転、36歳の頃に、全く知らない農業の世界に飛び込みました。
初めの一歩は、まず「農業を知る」こと。
昨年、1年間をかけて、農業の研修を受けました。
宇都宮にある栃木県農業大学校の「就農準備校とちぎ農業未来塾」というコースに通い、週3回は宇都宮へ。
さらに、週2回は地元の茄子農家さんのところに行き、現場で実習を積みました。
そして、今年4月、晴れてご自身で農業を営み始めたのです。 農業で変った人生
人生の変革期に決断
伸行さんを、36歳にして“新たなチャレンジ”へと突き動かしたものは、一体なんだったのでしょうか。
その答えは、「結婚」でした。
2年前、結婚という転機を迎えた伸行さんは、妻 悦子さんの実家のある那須塩原市で暮らして行くことを決めました。
移住に伴うことと言えば、新たな仕事探し。
伸行さんは、那須塩原市の環境を考えた時、以前から農業に興味があったことや、悦子さんの実家が農業を営んでいることにも影響を受け、「そうだ、農業をやろう。」と思い立ったそうです。
悦子さんは、サラリーマンを辞めると聞いたとき、「安定して収入のある普通の仕事をして欲しい」と、すぐには賛成できなかったそうです。
また、悦子さんのご両親も農業の大変さを知っているため、反対しました。
しかし、伸行さんの決意は固く、覆ることはなかったそうです。
(妻 悦子さん)看護師をしながら、休みの日は伸行さんを手伝います。
一緒に作業することで、絆も深まりますね。
茄子農家へ転身
農業といっても色々な形がありますが、「やるからには自分で経営しなくちゃ面白くない!」と、ご自身で経営する道を選択しました。
作物の選択肢は色々ありましたが、「屋外で栽培をしたい」ということと、この土地が力を入れている作物を調べて、茄子を栽培することに決めたそうです。
そして、早くも収穫の次期がやってきました。
初年度のため、比較対象はありませんが、まずまずの出来ではないかといいます。
収穫した茄子はJAに出荷し、出荷基準を満たさない茄子は直売所などに卸しています。
茄子は毎日実るため、休みはありません。
毎朝5時に起きて作業が始まる大変な仕事です。
しかし、朝 畑に出て、前日に収穫したばかりなのに、もう大きな茄子がたくさん実っているのを見ると、嬉しくてたまらないのだとか。
茄子の成長を見ることが、毎日の楽しみになっているそうです。
みんなに優しい農業を
トウモロコシに似ているソルゴ。高さ約2m。
伸行さんは、1年目にしてこだわりの農業を実践しています。
それは、“自然の力を利用する”こと。
そのことで、農薬を最小限に抑えられ、地球にも自分にも優しく、また、コストも抑えられます。
例えば、畑の周りに植えられているソルゴという植物。
これは、防風林としての役割と、薬散の時に周りに流れないようにするため、そして、コンパニオンプランツとしての役割も担っています。
コンパニオンプランツとは、互いの成長に良い影響を与え共栄しあうとされる植物のこと。
伸行さんの畑には、コンパニオンプランツとして、他にもマリーゴールドやオクラなどが植えられ、虫対策をとっています。
マリーゴールドに付く虫が、茄子に付く虫を食べてくれます。
立派なオクラがたくさんありました。
たくさんの人に支えられて
伸行さんは、「今ある栽培技術は、先輩方が試行錯誤を繰り返して確立してきたもの。自分が一年目から安定して作れるのはそのお陰です。」と、先輩方に対する感謝と尊敬の想いを語って下さいました。
農業にはリスクが伴い、正直、今でも不安はあるそうです。
しかし、伸行さんは自分を支えてくれる人たちがいるから“心強い”といいます。
研修でお世話になった先輩農家さんは、今でも伸行さんを気にかけてくれ、電話をくれたり、畑を訪れてアドバイスをしてくれるそうです。
また、JA「なす部会」に所属をしているため、職員の方も畑に様子を見に来てくれたり、分からない虫にやられている茄子を出荷場に持っていくと、調べてくれるそうです。
ほかにも、出荷場で行き会う農家さんたちが、前垣さんの茄子を見ていろいろ教えてくれるのだとか。
悦子さんのご両親も道具などを貸してくれ、その協力で非常に助かっているそうです。
伸行さんは、今、サラリーマン時代には感じられなかったほどの「人の温かさ 」を実感しているのかもしれません。
豊かになった生活
最初は、農家に転身することに反対をしていた悦子さんですが、サラリーマンの時より楽しそうな伸行さんの姿を見て、「これで良かった」と思っているそうです。
おまけに伸行さんは、農業のお陰で健康的になったのだとか。
以前より体力がつき、朝が苦手だったのに、「茄子のためなら!」と、早く起きられるようになったそうです。
さらに、この生活は夫婦にも嬉しい変化をもたらしてくれました。
それは、夕食を一緒に食べられるようになったこと❤
東京にいた時は、お互い時間が合わず、なかなか一緒に食べられなかったそうです。
那須塩原の「車を持つ生活」の影響と、イイお店がたくさんあることから、以前より外食もするようになったそうです。
今後も2人で行きたいお店がたくさんあるのだとか★
しかし、残念な変化も・・・
ビール好きな伸行さんは、サラリーマン時代のビールは、決まって「プレミアムモルツ」。
現在は、自ら、第三のビール「金麦」に抑えているのだとか。
しかし、「もう一度プレミアムモルツまで伸し上がるぞー!」ということを活力に変え、モチベーションを維持しているのだそうです。
以前よりも切り詰めている部分はありますが、それには変えられない“豊かな生活”を手にいれたようです。
お二人は人生をエンジョイしているように見えました!
夢
伸行さんの夢は、自分の畑を大きくすること。
現在、約700本の茄子を約3000本までに増やし、ゆくゆくは、人を雇うような大規模農園に。
そして、それまでに自分なりの栽培技術を確立していきたいといいます。
茄子をこよなく愛し、周りの人への感謝を忘れない伸行さんなら、様々な試練を乗り越え、絶対に夢を叶えられると思います!
伸行さん、頑張って下さい!!
目指せ!プレミアムライフ★
※2016年8月27日放送のRADIO BERRY『チャレンジing那須塩原』でご紹介しました。
チャレンジing那須塩原~一歩踏み出す人を応援するまち
「立ち向かうユウキ」「乗り越える強いココロ」「きり拓くチカラ」
僕らは、先人からフロンティア-DNAを受け継いでいる。
だからこそ、新しい世界に挑み、チャレンジする人を応援できるのである。
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