那須塩原市ってこんな街~交通・アクセス・くらし~

更新日:2024年02月08日

那須塩原市ってどんな街 人がつながり新しい力が沸き上がるまち

那須塩原市はこんなまち

栃木県北部に位置する那須塩原市は、市の半分を広大な山岳地帯が占める一方で、必要なものがコンパクトにまとまった市街地が駅ごとに形成されており、自然と暮らしやすさの調和がとれたまちです。

 

市の面積の半分は、那須火山帯に属した湯量豊富な塩原温泉郷や板室温泉、三斗小屋温泉をはじめ、四季折々に彩りを見せる箒川沿いの塩原渓谷や沼ッ原湿原など自然豊かな山岳部が占めています。

 

残りの半分は、北側を那珂川、南側を箒川にはさまれた緩やかな傾斜の扇状地で、JR東北新幹線と宇都宮線の「那須塩原駅」「黒磯駅」「西那須野駅」の各駅周辺と国道4号、国道400号沿いに、特色ある市街地が形成されています。

 

平野部でも標高は200~250mあり、年間平均気温は12.1℃と東京圏から比較すると冷涼な気候で、山間部には避暑に訪れる方もいます。また水害・地震など自然災害における被害は比較的少ないことが特徴です。

 

人気の観光地でもあり、山岳部は日光国立公園を形成するほか、歴史ある温泉や観光牧場、アクティビティスポットなどが多数あります。加えて、近年では市立図書館「みるる」やまちなか交流センター「くるる」をはじめとするモダンな公共施設、クロイソストリートや板室街道沿いを中心に増加中のアート施設やおしゃれな飲食店に注目が集まっています。

また、環境に配慮した持続可能な観光地として、塩原温泉・板室温泉の2つの温泉地は2年連続で「世界の持続可能な観光地TOP100選」にも選出されています。

 

酪農も盛んで、生乳産出額は全国第2位(本州第1位)を誇っています。

チーズなど生乳を活かした加工品のほか、寒暖差のある土地で育つ高原野菜や米、ブランド肉、市内で採れたぶどうを市内醸造する那須塩原産のワインなど個性ある特産品が「那須塩原ブランド」として登録されています。

気候

夏季

日中は35度近くまで気温が高くなることもありますが、朝晩は涼しくなります。

夏の暑い日の午後は、短時間に雷を伴った激しい雨が降ることがあります。

山間部は日中でも涼しいため、避暑に訪れる人も多くいます。

冬季

降雨量が少なく晴天が多い季節です。

朝晩は氷点下まで気温が下がることもあります。

「那須おろし」という北風が吹く日は体感温度がぐっと下がり、寒さもひとしおです。

6月(梅雨)と10月(台風)は雨量が多く、普段は水のない蛇尾川・熊川に水が流れることもあります。

夏場は雷雨や集中豪雨(ゲリラ豪雨)にも注意が必要です。

雷が多い地域でもあります。

降雪は例年12月から3月頃までです。

市街地は多い時で5~10センチメートルほど積もりますが、その日のうちに溶けてしまうことが多く、雪かきはほとんど必要ありません。

ただし、朝夕は道路が凍結することもありますので、市街地であってもスタッドレスタイヤは必須です。

山間部では、10センチメートル以上の雪が積もることもあります。

主要道路は除雪車が出動しますが、脇道の走行は注意が必要です。

地震

市内でも地質によって震度が異なりますが、岩盤や厚い砂礫層の地域では比較的揺れが小さいと言われています。

噴火

近隣に那須火山群があり、最も新しい茶臼岳でも現在、活動は安定しています。栃木県、福島県、那須町(栃木県)、下郷町(福島県)、西郷村(福島県)と連携し防災協議会を設けています。

 


《参考ページ》

交通・アクセス

那須塩原市MAP

JR東北新幹線「那須塩原駅」

東北新幹線始発駅でもある那須塩原駅から東京駅までは約70分で、首都圏への通勤・通学に便利です。

JR東北新幹線

東京駅~那須塩原駅

約70分

仙台駅~那須塩原駅

約70分

 

JR宇都宮線「西那須野駅」「那須塩原駅」「黒磯駅」

市内には3つの駅があり、通勤・通学にも多く利用されています。

それぞれの駅を中心に特色のある市街地を形成し、各駅の間隔は車で15分、電車で5分程度です。

各駅前市街地の特色

西那須野駅周辺

 

人口が増加傾向にあり、ファミリー層に人気のエリアです。西那須野駅から徒歩10~15分圏内に市役所西那須野庁舎、図書館、24時間営業の大型スーパー、プール付き大型ジム、クリニック、個性的な飲食店などが集まっており、コンパクトに生活ができるエリアです。また、大田原市の中心市街地へも国道400号を使ってアクセスしやすく、お買い物に便利な街です。街中には神社や公園もあり、市民のお散歩コースとして人気があります。このような利便性からファミリー層やセカンドライフでの移住者に人気であり、住宅の建設も増えています。3つの市街地のうち一番東京・宇都宮方面に近く、市内では温暖な地域です。

 

那須塩原駅周辺

 

新幹線の始発・終着駅である那須塩原駅周辺エリアは、東京圏への新幹線通勤者の居住地として人気があります。近年住宅地が拡大しており、付近には各種クリニック、大型スーパー、ドラッグストア、見晴らしのいい公園などが揃っています。また、駅近くには那須塩原警察署もあり、治安の面でも安心なうえに、駅から車で10分ほどの位置にアウトレットモールがあり、普段使いできるのも魅力的です。駅からは近隣市町に接続するバスが発着し、西那須野、黒磯、大田原市の各市街地まで車で15分程度で移動でき、どこに行くにも便利なエリアです。令和9年度中に市役所本庁舎の移転・開庁を予定しており、それに合わせて那須塩原駅前周辺整備も進めています。県北の玄関口として発展が見込まれる地域です。

 

黒磯駅周辺

 

若い世代に人気のあるエリアです。神社や蔵など歴史的建造物及び老舗商店の趣を維持しつつ、近年駅前に整備された、図書館「みるる」、まちなか交流センター「くるる」を活かした賑わいある街を形成しています。駅前から続くクロイソストリートには移住者の方々が起業した店舗も多く、休日は観光客が街歩きをされて賑やかです。市役所本庁舎、各種クリニックのほか総合病院、深夜まで営業の大型量販店、スーパー、ドラックストア、大型公園が徒歩30分圏内にあり、暮らしに不便がありません。那珂川を挟んで那須町に隣接し、3つの市街地のうち、一番冷涼な地域です。

 

 

東北自動車道「西那須野塩原I.C」「黒磯板室I.C」「那須I.C」

西那須野・黒磯市街地からそれぞれ10~15分ほどの位置に東北自動車道のインターチェンジが3つあり、車でのアクセスも抜群です。

東北自動車道
►浦和I.C~西那須野塩原I.C約2時間20分
►浦和I.C~黒磯板室I.C約2時間30分
►浦和I.C~那須I.C約2時間45分

 

ひとり1台車を所有する車社会

市民の多くがひとり1台、自家用車を所有しています。

山間部だけでなく、市街地も凍結・積雪することがありますので、冬にはスタッドレスタイヤが必須です。

その他にも維持管理費として、燃料費・車検費・保険料がかかります。

 

那須塩原市地域バス「ゆーバス」及び「ゆータク」

市内には、公共交通機関として、那須塩原市が運営する地域バス「ゆーバス」「ゆータク」があり、市内の主要施設や各エリアをまわります。

その他、JRバス関東(塩原本線)、関東自動車(那須線・板室線・那須赤十字病院線・西那須野駅~馬頭線・大田原線・西那須野駅~五峰の湯線)、大田原市営バス(大田原市内循環線、那須塩原駅線他)、那須町民バス(追分・黒磯駅線)、高速バス(那須・塩原⇔新宿)があります。

 

時刻表は、市役所各庁舎、公民館、もしくは移住促進センターでもお渡しできます。

 

「ゆーバス」

1乗車につき200円、1日券400円で乗車できます。

停留所以外でも、安全な場所であれば自由に乗降りできる区間(フリー乗車区間)もあります。(区間については、「塩原・上三依線」「西那須野外循環線」「黒磯線」の時刻表をご覧ください。)

 

「ゆータク」

バスが走っていない路線には、それぞれの運行事業者が「ゆータク」(予約型乗合交通)事業を行っています。運行路線は、新湯線、宇都野線、下大貫線、接骨木線、湯宮線、高林・青木線、寺子線があり、利用する場合は、事前に予約が必要です

利用したい路線の運行事業者に電話で路線名、便番、のりば等をお伝えください。

2人以上で予約された場合のみ、乗り降りできる「相乗り限定区域外のりば」もあります。詳しい利用案内は時刻表をご覧ください。

 


〈地域バスのお問合せ先〉

市民生活部生活課交通対策係

電話番号:0287-62-7127

近隣の空港

福島空港

那須塩原市から高速道路を利用して、車で約50分。

「札幌」「大阪」の定期便と、国内・国際チャーター便があります。

空港内の駐車場は無料です。

茨城空港

那須塩原市から高速道路を利用して、車で約2時間。

「札幌」「神戸」「福岡」「那覇」の定期便と国際線があります。

空港内の駐車場は無料です。

暮らし

暮らし

新しい街でどんな暮らしができるかイメージしておくことは、移住を成功させる秘訣です。ここでは「買う」「食べる」「遊ぶ」3つの視点から日常的な市の魅力を紹介します。市民になったつもりで移住後の生活を思い描いてみましょう。

買う

市街地にはスーパーマーケット、ホームセンター、ドラッグストアなどさまざまなお店があり、買い物には困りません。

道の駅をはじめ、地元の新鮮な農作物を取り扱う直売所も市街・郊外を問わず点在しています。

道の駅は明治の森・黒磯」、「湯の香しおばらがあり、観光客にも人気です。

(注意)那須野が原博物館」もありますが、直売所はありません。

那須塩原駅から車で約10分、東北自動車道黒磯板室ICから降りてすぐのところには「那須ガーデンアウトレット」もあり、アクセスの良さから県内外から多くの方にお越しいただいています。

 

食べる

農畜産業が盛んな那須塩原市は、まさに食の宝庫です。

寒暖差のある土地で育つ高原野菜や米、果物のほか、那須和牛やワインも生産されています。生乳産出額は北海道に次いで全国第2位、本州第1位を誇っており、チーズなどの乳製品も多く作られています。

それらの那須野ヶ原の大地と人の温もりから生まれた那須塩原市自慢の個性的な特産品の数々は「那須塩原ブランド」として数多く登録されており、その種類は多岐にわたります。

 

那須塩原ブランドのひとつであるチーズには、国産ナチュラルチーズコンテストの「Japan Cheese Awards」での金賞や海外のチーズコンテストで入賞をしたチーズも含まれています。

 

那須塩原産のワイン、梅酒、地ビール、焼酎等の那須塩原産のお酒と、プレミアムヤシオマス、塩原のいわな、那須塩原ブランドの野菜やチーズとのコラボも楽しみのひとつです。

遊ぶ|市街地

公園などの自然を満喫できるスポットが市街地にはたくさんあります。四季折々の風情を街のいたるところで感じることができます。おしゃれなカフェやベーカリーが多いのも本市の特徴です。さらに栃木県北唯一の映画館もあります。

公園

黒磯地区には、黒磯公園東那須野公園鳥野目河川公園(オートキャンプ場)那珂川河畔公園などがあります。どの公園も桜、アジサイ、紅葉など、四季折々に目を楽しませてくれます。那珂川河畔公園では家族連れでの川遊びやBBQ、ペットの散歩や各種イベント会場としても利用されています。水生植物園も併設され、季節ごとの植物が植えられ、来園者に親しまれています。隣接する鳥野目河川公園はオートキャンプ場でもあり、シャワー棟やコテージ、BBQ場などの充実の設備で快適にアウトドアを楽しんでいただけます。

西那須野地区には、烏ヶ森公園にしなすの運動公園那須野が原公園などがあります。西那須野塩原ICを下りてすぐの広大な敷地を誇る県営那須野が原公園は、美しく整備された芝や白鳥舞い降りる貯水池を臨む展望台、ヨーロッパを感じさせる風車などを有し、民間牧場とも隣接しており、牧歌的な雰囲気にあふれています。園内には、大型遊具のほか、小学生から楽しめるアスレチック、ウォータースライダーもあるファミリープール、オートキャンプ場などたくさんの施設があります。

映画館

県北唯一の映画館が黒磯地区にあります。

9つのスクリーンで全国一斉ロードショーからミニシアター系まで上映しています。

次世代型アトラクションシアター「4DX」も導入しています。

カフェ ・ショップ・ ベーカリー

生乳産出額全国2位の那須塩原市ではフレッシュで上質な牛乳、バター、チーズなどの乳製品が手軽に手に入るためか、市内各所にベーカリーや菓子店、カフェが数多く点在しており、市民や観光客に親しまれています。どのお店も個性的で、量販店やフランチャイズ店にはない個性で楽しませてくれます。

特に黒磯駅周辺エリアでは、古い店舗を改装したカフェやショップが建ち並ぶ「クロイソストリート」、図書館「みるる」、まちなか交流センター「くるる」、駅前のベーカリーやカフェなどは、普段から地元客・観光客で賑わっています。

GOOD INFO│みるる・くるる

JR黒磯駅周辺の再開発事業の一環として、令和元年7月に「くるる」、翌年9月に「みるる」が開館し、子どもから大人まで広く利用されています。

那須塩原市まちなか交流センター「くるる」

黒磯駅西口から徒歩約3分。ガラス張りの開放感あふれる施設で、各種講座、市民ギャラリー、パブリックビューイング、フードコートでの地元食材を活用した飲食提供、地元団体が開催するイベント等を通じ、地域の賑わいを創出しています。多目的室(和室・工作室)、キッチンスタジオ、音楽室、ステージ、キッズエリア、屋内・屋外広場もあり、営利目的でも利用可能な施設となっています。

那須塩原市図書館「みるる」

JR黒磯駅から徒歩1分、駅前広場からつい足を運んでしまうようなガラス張りの外観の図書館「みるる」。モダンかつ斬新な設計デザインは女性が手掛け、館内には森をイメージしたブースがいくつもあり、カフェやラウンジも併設しています。各テーブルなどにはコンセントも設置され、勉強や仕事にも便利です。DVDが視聴できるコーナーや集中して読書や学習ができる私語厳禁の「サイレントラーニングスペース」「学習ブース」など従来の図書館としての役割だけでなく、アートや日本遺産など地域資源・文化の発信や、多様な読書環境を提供しつつ、館内で「おしゃべり・飲食・写真撮影」OKという図書館らしくない一面もあり、コミュニケーションや交流の場として広く利用していただけるような新しい図書館です。

イベントカレンダー

遊ぶ|アウトドア&アクティビティ

冬のスキーやスノーボード以外にも、春から秋にかけて楽しめるユニークなアウトドアアクティビティがたくさんあります。温泉街へも市街地から車で30分ほどで行くことができ、身近に名湯のある暮らしが楽しめます。

パラグライダー

上空300~500mほどをフライトします。眼下に眺める那須の雄大な自然は圧巻です。インストラクターが同行する「タンデム(2人乗り)フライト体験」なら気楽に楽しめます。

SUP・カヌー

SUP(サップ)とは、ボードの上に立ち、一本のパドルを使って水面を移動するスポーツです。塩原や板室のダム湖で行われています。

ファットバイク

極太タイヤの自転車で未舗装の林道を走り抜ける新スタイルのサイクリングです。風を切る爽快感を楽しめます。

キャンプ

近年のアウトドア人気もあり、キャンプ場やバーベキュー施設が増えています。市の施設である鳥野目河川公園オートキャンプ場にはコテージやシャワー棟も併設され、アウトドアライフを楽しむことができる公園となっています。

キャニオニング

塩原渓谷や板室渓谷の岩場を使って、スライダーやジャンプを楽しむアクティビティ。夏場の川遊びにぴったりです。

釣り

本格的な渓流釣りだけでなく、管理釣り場でのフィッシングも人気です。イワナやヤマメなどの塩焼きが味わえる施設もあります。

 

塩原温泉周辺の体験・アクティビティについてはこちら
黒磯・板室周辺の体験・アクティビティについてはこちら

温泉

塩原温泉郷

開湯から1200年の歴史を持つ温泉。大網、門前、中塩原、上塩原、新湯、元湯など総称して「塩原十一湯」と呼び、温泉の数は約150にも及びます。泉質豊富で単純泉・硫黄泉・塩化物泉など6種7色の温泉が楽しめます。明治期には多くの文豪や華族も訪れています。その1人である尾崎紅葉が小説『金色夜叉』を執筆した際、逗留した畑下温泉の佐野屋、現在の「清琴楼」は今もなお残っています。本館は宿泊できませんが見学は可能です。

 

関連リンク:

shiobalove(塩原温泉協同組合/塩原温泉観光協会運営/外部サイト)

板室温泉

1000年の歴史を誇る板室温泉。刺激の少ない無色透明のアルカリ性単純泉で、湯温約40度。「下野の薬湯」として親しまれ、深い山間部に静かに佇む板室温泉。昔ながらの情緒と文化を継承しつつ、最近ではモダンな旅館もあり、懐かしさと新しさが調和する湯治の里をイメージした温泉街です。綱につかまり立ったまま深めの浴槽に浸かる板室温泉独自の「綱の湯」があります。

 

関連リンク:

板室温泉旅館組合公式サイト(外部サイト)

GOOD INFO|暮らしのお役立ちツール・サイト

みるメールLINE

メール、もしくはLINEにて、防犯・防災に関する情報や、ごみの収集日、市からのお知らせなど生活に役立つ地域情報をお届けします。身近な「もしも」に備え、登録しておきましょう。

きらきらホットなすしおばら

地元暮らしがちょっぴり楽しくなる市民投稿サイトです。

なすしおばらファンクラブ「エールなすしおばら」

那須塩原市に興味や関心がある人が集まり、那須塩原の魅力を見つけ、伝え、繋げていくことで、それらに携わっている人を応援していくコミュニティです。

事務局から定期的にイベント情報等が配信されます。

入会費・年会費無料。入会するとかわいいトートバックがもらえます。

入会申込をお待ちしています。

関連リンク